【研究発表】臨床現場で指導を行う実地指導者育成コースの開発と効果の検証
- 杉浦真由美
- 2020年5月23日
- 読了時間: 1分
日本教育工学会研究会で発表しました。COVID-19感染拡大防止のため,オンラインで開催されました。これまで看護師向けに実施してきた「教え方研修」について研究としてまとめたものです。
研究のあらまし
本研究では,研修の準備段階として,実地指導者に必要な資質について予備調査を行いました。その結果,「アサーティブ・コミュニケーション」「OJTの創意工夫」「教えることへの関心」の3因子21項目が抽出されました。この結果は,杉浦・石本(2017)の研究で明らかになっています。
そして,抽出された3つの因子,ならびに,3つの学習成果(運動技能,認知領域,態度)に着目し,「ブレンド型」と対面のみの「レクチャー型」の研修コースを開発しました。開発した研修コースを実践した結果,ブレンド型,レクチャー型による効果に差はなく,もともと実地指導に対する自信度が低い群においても自信度に有意な上昇がみられました。
発表資料はこちらからダウンロードできます。
今年度は,オンラインによる研修を開催するなど,ビデオ教材のニーズが増えています。「教え方研修」にご興味のある方は,Contactからご相談いただければと思います。

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